御祭神・御利益・由緒
御祭神:熊野権現
御利益:海上安全・大漁・縁結びなど
甲浦港口の双子島の一本松に光る金の鳥がとまっており、手をさしのべると飛び移ってきた——その金の鳥を御神体としてお祀りしたのが熊野神社の起こりと伝えられています。紀州那智の熊野権現十二社のうちの一社が飛来したものだと記録は伝えており、現在の中央内港の突端・甲ヶ山に石垣を築いて勧請したとされています。棟札には元亀3年(1572年)の遷座が記されており、甲浦エリアで最も古い神社と言われています。
「甲浦(かんのうら)」という地名も、「熊野神社が飛来した神の浦」が「神の浦→甲の浦→甲浦」と転じたものだという説があります。かつて摂津・紀州との廻船交易で栄えた港町・甲浦ならではの、海とともに生きた人々の信仰の形が伝わっています。
※由緒の一部は東洋町在住・原田英祐氏の調査資料および「甲浦物語」を参照しています。
ここに注目
① 鳥居がない神社
熊野神社には鳥居がありません。伝説によれば、立派な鳥居を建てても翌朝には必ず倒れてしまうということが繰り返され、それ以来建てないことになったと言われています。境内には梵鐘もあり、石段の左側の「熊野神社」の石碑がなければ寺院と見間違えるほどの、独特の雰囲気を持っています。
② 例大祭「トントコ祭り」
旧暦9月9日に行われる例大祭(現在は毎年10月の第三土日に開催)。みこしを積み、色とりどりののぼりや大漁旗で飾り立てた「トントコ船」が双子島に御幸し、甲浦港内をパレードする海上祭です。漁師の祭りらしい豪快でにぎやかな雰囲気が特徴で、海上安全と豊漁を祈願します。
③ 境内の大楠
境内にはひときわ目を引く大きな楠の木がそびえています。長い年月をかけてこの地の信仰を見守り続けてきた御神木です。
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